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2018年7月18日水曜日

▼ドビュッシー「レントより遅く」ルバートの練習方法?

ドビュッシーの「レントより遅く」、練習開始から2週間以上経つ。譜読み・指使い決めはほぼ終わったのだが、暗譜がなかなかできない。

この曲では「ルバート」が私にとって大きな課題(乗り越えるべきハードル)である。暗譜したあとに取り組むつもりだったが、暗譜が進まないので、並行してルバートの練習を始めることにした。




…といっても、「ルバートの練習」ってどうやるのか?思いつかないので、とりあえず楽譜にマーカーで色分けしてみた。遅くなる系は青、速くなる系は赤。

こうやってみると、テンポの変化がけっこう頻繁に出てくる。しかも retenu(ただちに遅く)とか cédez(だんだん遅く)とかが入り混じっている。

テンポの変化と同時に、当たり前だが強弱の変化もある。こりゃ大変だ…(^^;)。


「ルバートの練習方法」とか「ルバートのコツ」みたいなものを探してみたが見つからない。仕方ないので、当面は速くなる箇所を中心に練習しようかと思っている。

私の独断と偏見の「なんちゃってアナリーゼ」で言う「展開部」の第1主題の変奏部分と第2主題の変奏部分が、ともに「活き活きと速く」と指示されているのだ。ここは、それでなくても難しくて手こずっているのに…。


【第1主題の変奏】



【第2主題の変奏】



手こずっている理由としては、第1主題の変奏の方は、たぶん音楽の流れがつかめないことが一因なのだろう。音が半音階の動きを含めて素直じゃない?感じなのだ。

第2主題の方は素直な作り?で、あと一歩で暗譜できそうなのだが「弾けない」。

右手の3度がうまく弾けない。弾きやすい手の形が定まらないでぎくしゃくしている。2つの音が同時に鳴らないことが多い。

左手の4音の和音の連続がスムースに弾けない。いちいち音の構成を考えながら弾いている感じ。手の形がすっと次に行かないので、極端に言うと各指を1本ずつ移動している感じ。ここは指に覚えさせなくてはダメだ。


ところで、《▼7月のピアノ練習曲はドビュッシー「レントより遅く」♪》で「何しろ『レントより遅く』ていいのだから…?」と書いたのはどうも間違いのようだ。

いろんなピアニストの演奏を聴いてもそれほど遅い訳ではないし、中間部などではけっこう速くなるし…。"La plus que lente" というタイトルは曲の最後の "morendo" をフランス語で具体的に表現した箇所(↓)に由来しているのではないかと思う。

De plus en plus lent et pp jusqu'à la fin
(終わりまでさらにさらにゆっくり pp で)


…まぁ、いずれにしても、まずは「速い箇所」を暗譜してそれなりに弾けるようにするのが当面の目標。猛暑にめげずに頑張るしかない…(^^;)♪



【関連記事】
《▼7月のピアノ練習曲はドビュッシー「レントより遅く」♪》

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