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2017年2月20日月曜日

AI(人工知能)がピアノソナタを作曲する日 ♪?

最近、テクノロジー分野では何かと「AI(人工知能)」が話題になっているが、音楽の分野にも少しずつ「成果」が出始めている。

「自動作曲」などはずいぶん前から試行されているが、数日前、ついに人間と一緒に「ピアノを演奏する AI」が登場したというニュース(↓)があった。その名も「A.I. Duet」。





記事を読んだだけではイメージがわかないかも知れないが、開発者/ミュージシャンの Yotam Man が英語で説明してくれる動画(↓)を見れば、どんなものかは何となく分かるだろう。

人間がキーボードでちょっとフーレーズを弾くと、それに呼応するように即興演奏を返してくれる。その繰り返し…。



英語なのでよく分からんという人は、実際に「A.I. Duet」(下記リンク)を使ってみるといいと思う。「PLAY」をクリックすると始まる。

すぐに返してくるので、こちらが弾き続けると連弾のようになって、けっこう面白い ♪ グリッサンドなんかがオススメかも…。

✏️A.I. Duet


ちなみに、Magenta というのは、2016年6月に Google が立ち上げた、機械学習による音楽や美術生成を目指すプロジェクト(↓)。プログラムなども公開されているので、技術的な腕(ピアノじゃないよ)に自信のある人はチャレンジしてみては…(^^;)。



ところで、この記事のタイトルに「AI がピアノソナタを作曲する日」などと書いたが、その日はそう遠くないのかもしれない。

この「A.I. Duet」は即興演奏なので、リアルタイムに音符を組み立てなければならないという難しさがある。なので、まだ発展途上の実験段階である。

一方「自動作曲」は十分に時間をかけることができる。ベートーヴェンのように…?

なので、例えば、ベートーヴェンのピアノソナタをデータ化して、ぜんぶ AI に覚えさせてしまえば、ベートーヴェンのピアノソナタ「第33番」を AI が作曲することは、技術的には十分に可能なのである。


「どうせ大したものはできないだろう」と思う人が多いかも知れないが、例えばこんなものがすでに実現している。


これ(↓)はビートルズの「新曲」(完全自動ではないが…)。2017年にはこの曲を含むアルバムがリリースされる見込みらしい。



また、絵画の分野では「レンブラントの新作」が去年の春に発表されて話題になった。





これ(↑)を見たら、私ならすぐに本物だと信じてしまうと思う…(^^;)。


いや〜面白い時代になって来た。

「AI 作曲家」は、人間の作曲家のライバルになるのか、それともツールになるのか、はたまたゴーストライターになるのか…(^^;)。



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