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2016年8月18日木曜日

ハイドンのソナタ、先行着手♪

数日前の《近況:ラフマニノフ「楽興の時」順調すぎる♪?》に書いたように、難しいと思っていたラフマニノフが意外と順調なので、並行して次の曲を始めることにした。

前の曲の最終段階で、並行して次の曲に取りかかるのは初めてかもしれない。選曲のための試し弾きをすることは多いのだが…。



ここしばらく、シューマン、ブラームス、ラフマニノフとロマン派系の曲が続いたので、次の曲はちょっと違う方向性のものにしようと思った。

今回の「方向性」は、和音より単旋律、少し基本に戻ること、苦手な速いテンポの曲、まだ弾いたことのない作曲家、難易度は15以上、といった感じで探してみた。

その結果、ハイドンのソナタ Hob.XVI:34 の第1楽章(上の楽譜)に決めた。

今年の浜松国際ピアノコンクールの1次予選で聴いたハイドンのソナタが好印象だったことも、ハイドンを選んだ理由の一つである。


ハイドンのソナタは番号がややこしい。この曲は、ウィーン原典版(ランドン版)では第53番だが、ホーボーケン番号では XVI:34番、作品番号では42番だ…。PTNAのピアノ曲事典ではこう(↓)なっている。

ソナタ 第53番(ウィーン原典版番号)ホ短調
Sonate für Klavier Nr.53 e-moll Hob.XVI:34 op.42

音楽之友社から出ているウィーン原典版では、全4巻の最後の「ハイドン ピアノ・ソナタ全集 4: 新版 (ウィーン原典版)」に入っている。




この曲は、ピアノをちゃんと習ったことのある人にとっては練習曲みたいなもののようだ。「ソナチネ」を終わった人が使う教材「ソナタアルバム 第1巻」に載っている。

ウチにもかなり古びた楽譜があって、その昔ウチのカミさんが勉強したときの書き込みがたくさん書いてある。

ちなみに、「ソナタアルバム」の1・2巻に入っているハイドンのソナタは、"Hob.XVI:" のあとの番号でいうと、27、28、34、35、36、37、40、49 の8曲。


音はそんなに難しくなさそうだが、問題は "Presto" とスタッカーティッシモ。両方とも苦手なので、最初から全曲通して「難所」みたいなものだ…(^^;)。

一昨日あたりから譜読みを始めたが、まずは1ページ目を片手ずつ弾いて、どのくらいのテンポで弾けるのか探りながら、指使いを考えはじめたところだ。


浜松国際のときに聴いた、軽やかでいい感じのハイドンに近づけばいいのだが、その前にある程度の速さでちゃんと弾けるまでに時間がかかりそうな気もしている…。



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《ハイドン:ピアノソナタ一覧表(難易度付き)》


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