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2016年3月19日土曜日

死ぬまでに一度は聴きたい***!?

旅番組などを見ていると、「死ぬまでに一度は行きたい***」といった言い方にお目にかかることがある。これまでは気にも止めなかった表現だが、「死ぬまでにあと何年?」が少しは気になる年齢になると、ちょっと引っかかったりする。

たしかに、海外旅行ともなると、毎年1回行ったとしても、世界中を回ることはできない。世界遺産だって1,000カ所以上あるのだから。

でも、“See Naples and die.”(ナポリを見て死ね)と言われても、個人的にはナポリを見ずに死んでもいいか…とは思ってしまう…(^^;)。


いや、旅行の話ではなく、ピアノ曲とかピアニストの話…。

1月に《随想?:一生のうちに弾けるピアノ曲の数は?》という記事を書いた。あと何曲くらい自分で弾ける(練習できる)のだろう?という話。まぁ、これはそんなに大きな問題ではない。


それよりも、内田光子さんのチケットを購入したときに書いたのだが、一生に一度は生で聴きたいピアニスト、というのがいるのだ。

この記事では、アルゲリッチ、バレンボイム、シフ、アシュケナージなどを挙げている。アルゲリッチのチケットはずいぶん高くなった(→別府アルゲリッチ音楽祭で5万円のチケット)ようなので、無理かもしれないが…(^^;)。

そして、困ったことに、生で聴きたいピアニストは増えていく傾向にある…。少し前に休養宣言をしたアンデルシェフスキ、最近知ったイゴール・レヴィット、…。

去年のチャイコフスキーコンクールでファンになったルカ・ドゥバルグは、今年の6月にギドン・クレーメルとの共演で聴ける。が、もう少し成長したルカくんのソロのリサイタルを聴きたいと思っている。


もう一つの気がかりは、ピアノのすごい名曲を知らないんじゃないか、ということ。日ごろ聴いている曲やリサイタルで聴く曲は、そんなに多くない。同じ曲を何度も聴いている。ピアノのリサイタルを見ても、わりと似たようなプログラムが並んでいる。

とくに、現代〜現在(同時代)の作曲家のピアノ曲は、ほとんど知らない。現代ピアノ曲を、YouTube でボチボチ探して聴いてみたことはあるが、なかなかお気に入りの曲・作曲家は見つからない。


どうせ聴くなら、名曲をお気に入りピアニストの演奏で聴きたいと思う。一方で、名曲を見つけるためには、名曲じゃない曲も聴かなくてはならない。残りの人生で、どのくらいピアノ音楽(鑑賞)を楽しめるかと考えると、なにか効率のよい探し方を見つけなくては、と思ってしまう…。

でも、そんな方法はたぶんない。遭遇(出会い)ベースでしかないのだと思う。とりあえずは、その探索自体を楽しむのがいいのだろう…。


…と、徒然なるままの随想でしたが、ピアニスト探索と同じように、作曲家・ピアノ曲探索も「気ままな遭遇」ベースで始めてみようか?と思った次第でありました…♪



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