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2014年8月8日金曜日

「ベルガマスク:プレリュード」練習方法の悩み&近況

■ 直面している練習の悩み?

いま練習している曲は、ドビュッシーのベルガマスク組曲の1曲目「プレリュード」である。7月21日から始めて昨日で18日になるが、練習すればするほど最初の印象に比べてどんどん難しくなっていくような気がしている。これまでにあまり経験したことのない種類の「苦戦」を味わっている。


1週間まえにも新しい難所を発見するなどして、思ったより難しそうだという記事を書いた。その時点で、6つに分割したブロックの3つ目まで到達しており、その後がんばって2~3日前にはひととおりのブロックを譜読みして繰り返し練習をする段階にまでは達している。


ここまでは、曲を前から順番に練習していくという方法が、一応うまくいっているように思える。ところが、曲全体をひととおり練習したあとの「手ごたえ?」は、弾けば弾くほど難しさが増えていくという感じなのだ。難所を順番にクリアしていっても弾けるようにならないのではないか、という不安である。


■ 難しさ・不安の正体?

いま感じている「難しさ」とか「不安」の中身を少し考えて、なんとか対処・練習方法を工夫したいと思う。まだ、はっきり分かっているわけではないが、ここ数日考えたことを整理してみたい。まずは、難しさ・不安の正体はこういうことではないか、という「仮説」をあげてみる。

①やっぱり難しい:「難所」を中心に弾きにくい箇所が多い
②右手と左手のすばやい交差ができない
③フレーズとフレーズがうまくつなげられない
④左手の早いアルペジオ(届かない箇所)のタイミング
⑤どう表現したらいいのか気持ちが定まらない?


■ 対処方法・練習方法の案

①は、《近況「ベルガマスク:プレリュード」練習順番すこし修正》《近況「ベルガマスク:プレリュード」難所につぐ難所!》で挙げたような難所を中心に、スムースに弾けない箇所が次々に出てくる、ということである。

これは、基本的には部分練習を繰り返すしかないと思う。

が、一つ愕然としたことがある。昨日、片手練習をしているときに気がついたのだが、弾けていると思っていた箇所の右手がちゃんと弾けていないのだ。たぶん、左手の難しさ(④など)に気をとられていて右の音が聴けていなかったのではないかと思う。

なので、今日から少し右の片手練習の量を増やそうと思っている。それもすこし長めのスパンで、いくつかのフレーズをつなぐ練習(③対策)もかねてやってみようと思う。


②は難所の一つとも言えるが、なにせ左右の交差じたい慣れていないし、しかも結構速い動きが必要な箇所もある。滑らかにすばやく(できれば優雅に)手全体を入れ替える練習が必要なのかも知れない。

方法は思いつかないので、とりあえずはこの曲を使った部分練習になるが…。こんな感じで弾けるといいのだが(↓)。



③はこれまでの曲でもよくあったことではあるが、少し内容が違うような気がする。たぶん⑤の「表現」とも関係していて、経過的フレーズやいきなりの転調など、どう弾いて(つなげて)いいのか分からない箇所でひっかかっているのではないか、と思っている。

これは、一般的なつなぎの練習(強弱やルバートのつけ方)をすることと、自分なりの表現の方向(ここはこういう感じて弾くなど)を見つけて、決めていくしかないのだろう。まず決めて、弾いてみて、違うようであれば修正する、という繰り返しか?


④は最後まで残りそうな気がする。左手がうまく滑らかに動かないことと、右手とのタイミングが合わないことの両方を解決する必要がある。

後者はもしかすると、①でも書いたように、まずは右手を確実に弾けるようにすることが解決のきっかけになるかも知れない。それ以前に、どこで左右や拍を合わせるのかをもう一度確認したいと思っている。


⑤は、私としては珍しく、技術的なこと以外の「表現」での悩みである。これまでは、ある程度弾けるようになると、自分の感じるままに表現(?)すれば、とりあえずは「自己満足」できていた(ような気がする)。

ところが、この曲では、ドビュッシーはどう思ってこのフレーズをこのように作ったのだろうかとか、ドビュッシーはここでどんな感じを表現したかったのだろうか、といったことが気になるのだ。

要は、曲の理解が不足している、ということかも知れない。弾き方や解釈の参考になるような記事でも探してみるか。


今月中にはある程度のかたちにしたいと思う。こぴっと頑張るとしますか…。



【関連記事】
《近況「ベルガマスク:プレリュード」難所につぐ難所!》

《近況「ベルガマスク:プレリュード」練習順番すこし修正》


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