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2014年5月18日日曜日

近況:バッハのフーガを始めて1ヵ月

あいかわらず、バッハの平均律第1集の第9番に取り組んでいる。プレリュードがなんとか弾けるようになって、フーガを本格的に練習し始めてからほぼ1ヵ月。下記の記事で書いたように、いろいろと工夫をしてきたが、なかなか難しい。






それでも少しは進歩している。この1週間、意識して「暗譜」をしようと思って練習した結果、部分的にではあるが覚え始めている。

左右の指がひんぱんに交替するアルトのパートもなんとか克服できそうである。場所によっては、少し無理をして右手だけで弾くことにした。左右をタイミングよく入れ替える複雑な指使いよりは、楽とはいわないが、なんとかなる。


練習方法としては、それぞれの声部、片手の練習はわりとうまくいったが、2声を取り出しての練習は思ったほどうまくいかなかった。

プロの演奏を聴きながら楽譜を追うことは、今も続けている。少なくとも2つの声部は同時に聴きながら追えるようにはなってきた。これが、弾くときにどのくらいの効果があるのかははっきりしないが、効果ありと信じてもう少し続けようと思う。

左右ちがうパターンでの指の体操も継続中。(上記【参考記事】の「実践編」参照)

少なくとも「体操」レベルでは、かなり左右独立の動きができるようになってきた。これは、たぶん実際に弾くときにも効いていると思う。


全体として、まだまだ弾けるレベルとはほど遠い。しかし、ここまでフーガを練習してみて感じるのは、フーガ自体がけっこう「練習」になっているのではないか、ということだ。指の独立や、難しい指使い、複数のフレーズの絡み合いや受け渡し、など。

かなり指や手の柔軟性が必要で、たぶん脱力ができないとうまく弾けない。なので、ある程度弾けるレベルになれば、それなりの自信につながるのではないか、と期待している。

さて、あと2週間弱である。もう少しがんばって、「暗譜」してそれなりに弾けるようになりたい。今回は、とまらずに通して弾くレベルは難しそうではあるが…。



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