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2014年5月20日火曜日

【ピアノ曲】ピエール=オクターヴ・フェルー:現代音楽の香り?

ケフェレックさんのレパートリー(↓)からの作曲家探訪の最後である。ピエール=オクターヴ・フェルーという人である。36歳という若さで事故死している。

《フランスのピアノ曲:ケフェレックさんのレパートリーから》


フェルーのプロフィール

Wikipediaより引用。

ピエール=オクターヴ・フェルー(Pierre-Octave Ferroud, 1900年1月6日 リヨン - 1936年9月17日 デブレツェン)はフランスの作曲家。地元でフローラン・シュミットに作曲を師事。ストラスブールに過ごした後、1923年よりパリに出て、室内アンサンブル「トリトン」を旗揚げした。また音楽評論家としても「パリ=ソワール」紙上で定期的に健筆を振るった。交通事故のためにハンガリーに客死。


■ フェルーの主な曲とYouTube音源

試聴した曲と第一印象(○:好き、△:普通、×:好みじゃない)。

YouTubeで見つけたのは、たまたまマリー=カトリーヌ・ジローさんの演奏。ラ・フォル・ジュルネでのマスター・クラスの先生。(参考→《マスター・クラスのスケジュール発表!(ラ・フォル・ジュルネ)》


●前奏曲とフォルラーヌ / Prélude et Forlane [1922年]

好みではない。

●寓話集 / Fables [1931年]

タイトルからはメトネルの「おとぎ話」を連想したのだが、期待はずれ。

●タイプ / Types [1922 and 1924年]

面白いのだが、いま一つ? やや現代の実験音楽のにおいがする。

●モンソー公園で / Au parc Monceau [1921年]

聴いた中では、一番よかった。とくに最初の曲。

●3つのエチュード / Trois Étude [1918, 1922, 1923年]

2番目の曲は軽やかで好ましい。他の2曲はまずまず。


■ 感想、お気に入り度

聴いた範囲では、あまり好みの作曲家ではない。ちょっと現代音楽の香りがするところは面白いが、結局そこで表現されるものは、私の好みとは少し違っている。それにしても、36歳という若さでの事故死が惜しまれる。

ということで、とりあえずお気に入りにはなりそうもない。



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