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2014年5月14日水曜日

【ピアノ曲】レイナルド・アーン:フランスらしい佳作ぞろい

アンヌ・ケフェレックさんのレパートリーから、フランスの作曲家を少し調べている。今日は、レイナルド・アーン。


■ レイナルド・アーンのプロフィール(Wikipediaより)

レイナルド・アーン(Reynaldo Hahn, 1875年8月9日 - 1947年1月27日)は、ベネズエラに生まれ、フランスで活躍した作曲家。

1885年、パリ音楽院に入学、マスネやサン=サーンスに師事。1887年今日最も有名な「私の詩に翼があったなら」を作曲。フランスでは現在もフォーレと共に愛唱される彼の歌曲は、ほとんどが20歳以前の作品である。アーン少年はサロンにて師匠マスネやフォーレ、シューベルトの歌曲をピアノで弾き歌いをした。

1894年の時3歳年長のマルセル・プルーストと出会い、以後交友関係は生涯続いた。マスネに生涯に渡る庇護を受けた彼は、後年オペラ指揮者としても活躍した。1912年、フランスに帰化。1945年にパリのオペラ座の監督に就任。


■ レイナルド・アーンの主な曲とYouTube音源

試聴した曲と第一印象(○:好き、△:普通、×:好みじゃない)。

●ワルツ 第1番 / Premières Valses [出版:1898年]

10曲の小曲からなる。どの曲も軽やかで楽しげである。

●ソナチネ ハ長調 / Sonatine en ut majeur [1907年]

それほど特徴のある曲ではないが、好感のもてる曲。佳作だと思う。

●当惑したナイチンゲール / Le Rossignol éperdu [1902-10年] から37番

美しい曲である。「当惑したナイチンゲール」は調べてみると、53曲からなる曲集。ケフェレックさんのプログラムには、その中の「長椅子の夢見る人」という曲が入っていた。探せば、いい曲があるのかも知れない。

●3つの前奏曲から(4手)

ピティナの事典にはなかったので、編曲版かもしれない。これは3曲目。1、2曲目の音源もあったが、この曲が一番気に入った。

●ピアノ協奏曲 / Concerto pour piano et orchestre [1931年]

●(参考:歌)「私の詩に翼があったなら」

もっとも有名ということで、ピアノ曲ではないが一応聴いてみた。美しい曲であるが、残念ながら聴いた記憶はない。


■ 感想、お気に入り度

歌曲が得意分野なのかピアノ曲はそれほどはないが、佳作が多いと感じた。ワルツの小曲とソナチネは聴いていて弾けそうな気もしたので、楽譜を見てみようかと思っている。

作曲家としてはお気に入り候補。曲はもう少し聴き込んでみないと、どれが一番いいのかは判断できない。iPhoneに入れてしばらく聴いてみようと考えている。



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