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2014年2月7日金曜日

ショパンのワルツ:和音伴奏に克服の糸口?

ショパンのイ短調ワルツ(遺作)、シンプルな曲なのに、あるいはシンプルだから?、苦戦している。苦戦の主な原因は左手の伴奏である。

昨日、その克服の糸口が少し見えたような気がした。ヒントは2つある。


一つは、右手と左手をまとまった一つのものとして考えること。

つまり、これまでは、左手の和音は縦のリズム、右手のメロディーは横の流れ、という意識で弾いていた。だけど、例えば和音としてとらえると、左手のラドミの和音と、そのときの右手のラの音は、「ラドミラ」の一つの和音として響いている。

したがって、その拍で4つのまとまった和音を両手で弾く、という意識を持つことが大事なのではないかと考えた。そういう意識を持って弾いてみたら、何となく左手の和音が安定してきたようなのだ。この意識は、左手の5の指が全体の和音のベースになっている意識も強化するのではないかと思う。


もう一つは、本では何度も読んでいたことだが、「耳でペダルを踏む」ということである。頭で分かっていても、なかなか実行できるものではないが、少し頑張って練習してみた。

両手で弾くという意識と合わせて、かつメロディーを歌わせるという意識を強く持って、その中で和音をよく聴いて、と…。かなりの集中力が必要となるが、わりといい感じがしている。


昨日の時点では、まだまだ糸口か兆し程度であるので、もう少し練習して、録音して聴いてみないと効果のほどは分からないが、方向性としてはよさそうである。



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