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2021年4月12日月曜日

次の曲はシューベルトの即興曲 op.90-1 に決定 ♪

一昨日にシューベルト、昨日はバッハの平均律第1巻をざっと試し弾きして、次の曲はシューベルトの即興曲 op.90-1 ハ短調をやることに決めた。

好きな曲の一つではあったが、ちょっと長い(約 7分30秒)のと、内容的に弾けそうな気がしてなかったので、これまで敬遠していた曲だ。

今回、試し弾きをしてみて、何となく今の気分に合っているような気もして、ほぼ即決してしまった。さて、どうなることやら…(^^;)?




これまでに練習した曲の一覧表《練習曲一覧》を見てみると、2015年あたりから、2年に一度 2曲ずつくらいシューベルトを弾いている(↓)。

今年が 2021年なので、ちょうど 2年ぶり。奇数年はシューベルト…(^^;)?

2014:即興曲 Op.142-3(テーマだけ)
2015:即興曲 Op.142-2
2015:3つのピアノ曲(即興曲)から D946-2
2017:ソナタ 第14番 第1楽章
2017:ソナタ 第18番 D.894 第1楽章
2019:ハンガリーのメロディー D817
2019:ソナタ第14番 D784 第3楽章


もともと、シューベルトのピアノ曲はとりとめなく長いという印象があって、一部の曲を除いてはそれほど好きではなかったのだが、2015年あたりから、少しずつ好きになって行って、今ではお気に入り作曲家の一人になっている。

その頃、村上春樹さんの本『意味がなければスイングはない』や吉田秀和さんの本『之を楽しむ者に如かず』を読んで、少し共感した影響もあるかも知れない…。




村上春樹さんは、本の中で次のように書いている。

シューベルトのピアノ・ソナタの持つ『冗長さ』や『まとまりのなさ』や『はた迷惑さ』が、今の僕の心に馴染むからかもしれない。そこにはベートーヴェンやモーツァルトのピアノ・ソナタにはない、心の自由な "ばらけ" のようなものがある。

そして「心に馴染む」理由として、時代的な要素と年齢的な要素が挙げられているのだが、「年齢的」にはそうかも知れない…と思ってしまう自分がいることは確かだ…(^^;)。


吉田秀和さんは、まさに op.90 の即興曲を弾いているグルダの CD について「恐るべき名曲の稀代の名演」と評されている。


同じ CD かどうか分からないが、グルダの演奏を聴いてみた。



まだ、吉田秀和さんの心境には至れていないようで…(^^;)…、個人的には以前から聴いているピリスさんの演奏の方が私には合うみたいだ ♪



曲の難易度としては、『28段階難易度』で言うと「19」なので、私にとっては頑張れば何とかなるレベルだと思われる。

スタッカートとか、「3:2」のポリリズムとか、楽譜を見ただけで分かる「課題」もいくつかあるが、まぁ、それはボチボチ順番に練習していくということで…。

気分的にスッキリした訳ではないが、今日からきちんとピアノとシューベルトに向き合いたいと思っている。春近し…(^^)♪



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