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2020年8月25日火曜日

ハープで Goldberg Variations!アリアは美しい ♪

バッハの「ゴルトベルク変奏曲」をハープ用に編曲した人がいる。アメリカ、テネシー生まれのハープ奏者・音楽学者の Parker Ramsay という人だ。

9月18日に発売予定の CD の「アリア」だけが YouTube などで聴ける。美しい ♪ ハープとの相性はとてもいいと思う。…でも、そのあとの変奏曲がイメージできない…(^^;)。

♪ Bach: Goldberg Variations, 'Aria' | Parker Ramsay




…と思っていたら、YouTube に第2変奏を「おウチで演奏」している動画(↓)があった。これで、少しは変奏曲のイメージが想像できるかな…?(上の写真はその一場面)

♪ Parker Ramsay plays JS Bach(BWV 988: Var. 2)


感想としてはやや物足りない感じがしたが、ハープだからなのか、この奏者の弾き方なのかはよく分からない。鍵盤の楽譜を見ながら聴いた感じでは左手?がやや弱い印象…?

とはいえ、興味はあるので、9月に全曲聴けるようになったら聴いてみようと思う😊


このハープ版ゴルトベルクのことを知ったのはこの記事(↓)。

✏️Is Bach Better on Harp?(NY Times)


Parker Ramsay 氏は、父親がトロンボーン奏者、母がハープ奏者で、小さい頃からハープシコード、オルガン、ピアノ、ハープなどの音楽教育を受けたようだ。

16歳でイギリスへ渡り、King’s College でオルガン学者などを経験したあと、米国に戻ってジュリアード音楽院などでハープを学んでいる。ちなみに、今回の CD は King’s College のレーベルからリリースされる。

詳しいプロフィールなどは公式サイト(✏️Parker Ramsay)をどうぞ。


この記事では、彼がピアノやハープシコードやオルガンの Bach に満足できず、ゴルトベルクをハープ用に編曲しようと思い立った経緯や、そもそもバッハの音楽はある特定の楽器を想定されてないこと…などが色々と述べられている。

Donald Tovey という学者の「バッハは原理原則に則って音楽を書いた。楽器のために音楽が書かれたのでなく、楽器が音楽のために作られたのだ」という言葉まで引用して、ゴルトベルクをハープに編曲したことを「正当化」?しようとしているように見える。

私などは、ある音楽作品が色々と編曲されるのは普通のことだと思っているので、こんなにしつこくハープに編曲した動機や理由を書かれると、何だか妙な感じを受ける…(^^;)。

ゴルトベルクは、個人的にはピアノ版が一番好きだし、たまにはハープシコードで聴くのも悪くないと思っている。ハープは聴いたことがないが、面白いかも知れない。

ちなみに、弦楽三重奏曲版もなかなか楽しめた…(^^)…です ♪

《ゴルトベルク変奏曲、弦楽三重奏曲版もなかなかいい ♪》


音楽は、実際に音になったものを聴いて、聴いた人が感じたものや受け取ったものがすべてだと思っているので、作曲や編曲の動機や理由にはあまり興味がない。

もちろん、「音楽鑑賞」や「演奏」のための補助的な情報として、その音楽が生まれた背景や作曲家や編曲者の人となりや考え方を知ることには意味があるとおもうが…。


ともあれ、9月に全曲を聴いてみたいと思う。ゴルトベルクは私の好きな「ピアノ曲」の一つでもあるので…(^^)♪


Bach: Goldberg Variations (Arranged for Harp)





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