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2020年1月12日日曜日

BTHVN op.4: 弦楽五重奏曲、通好みの作品らしいが…

「ベートーヴェンの全作品を聴く」プロジェクト、今日は Op.4 の弦楽五重奏曲 変ホ長調(1795)という珍しい編成の曲。聴くのは初めて。

Op.4

🎼 List of works by Ludwig van Beethoven

IMSLP の作品番号順一覧表の注釈を見ると、Op.103 の木管八重奏曲(これも珍しい編成)を編曲したものらしい。さらに、Op.4 を基にした Op.63 のピアノ トリオもあると書いてある。ただし、こちらはベートーヴェンの手になるものかどうか怪しいようだ。

さらに探してみると、ベートーヴェンの弦楽五重奏曲を分かりやすくまとめてくれているページを見つけた。(→✏️ベートーヴェン:弦楽五重奏曲集)それによると…。

「4曲ある弦楽五重奏のうち、1曲は…単一楽章のフーガOp.137であり、Op.4とされる1曲は、自身の八重奏曲Op.103のベートーヴェン自身による編曲であり、またOp.104は自作のピアノ三重奏曲Op.1-3を誰かが編曲したもの。純然たる弦楽五重奏は1800年~01年に書かれたOp.29の1曲だけ…」

…とのこと。また、この解説には「かなりのベートーヴェン・ファンでもなかなか手を出さないジャンルの一つ、弦楽五重奏曲」ともある…(^^;)。


YouTube で聴いてみた。演奏は "Endellion String Quartet" とあるので、もう一人のビオラはこの曲のために連れてきているのだろう。

感想としては、まぁ「普通」かな。弦の響きの美しさで勝負するような曲なのではないかと思った。ちなみに、元の Op.103(木管八重奏曲)も聴いてみたが、あまり面白くはなかった。弦楽の方が私の好みに合っている。

ベートーヴェンとしては、木管八重奏から弦楽五重奏に書き換えてみたり、さらにピアノ トリオにも編曲しているので、それなりに思い入れのあった作品なのかも知れない。


String Quintet No.1 Es-dur (1795-96) op. 4 - Ludwig van Beethoven




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