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2019年8月3日土曜日

モーツァルト:ディヴェルティメントK.563 弦の響きの美しさ ♪

一昨日の記事《今年のピアノの目標は?…どうなってるんだっけ?》でちょっと反省したように、「幅広い音楽を楽しむ」という目標に少し真面目に取り組もうと思った。

ピアノソロ曲以外の音楽をもっと聴こう!ということなのだが、早速いい曲を見つけてしまった ♪ モーツァルトの「ディヴェルティメントK.563」という弦楽三重奏曲なのだが、弦の響きとアンサンブルが実に美しく音楽的だ…(^^)♪




反省の記事でご紹介したのはドビュッシーのピアノ三重奏曲だったが、今回の曲はピアノを含まない作品である。その演奏がこの YouTube 動画(↓)。





演奏しているのは、Veronika Eberle (vn)、Amihai Grosz (va)、Sol Gabetta (vc) の 3人。トリオとしての名前は特にないようだ。


6楽章から構成されるちょっと長い作品で、演奏時間も 50分近いのだが、面白くて(良くて ♪)最後まで聴いてしまった。

モーツァルトで、しかも「ディヴェルティメント」という曲名から、もっと軽い曲を想像したのだが、聴いてみると充実した内容を持つ本格的な作品だと思った。

弦楽三重奏という珍しい構成。弦楽の室内楽では、ヴァイオリンが前に出がちであるが、この曲ではヴァイオリンとヴィオラとチェロが交互に主役を演じていて面白い。

それぞれの楽器の響きがとても魅力的で、そのアンサンブルも実に見事。作品としてもいいのだろうが、演奏もいいのだろう。

この 3人は、名前を覚えておこうと思う。日本語プロフィールは下記。

Veronika Eberle(ヴェロニカ・エーベルレ)

Amihai Grosz(アミハイ・グロス)

Sol Gabetta(ソル・ガベッタ)


なんか感じのいい場所で演奏しているなぁ…と思って調べてみた。

この演奏が行われたのは、2016年の Solsberg Festival(ソルスベルク音楽祭)でのコンサート。で、その開催場所が、スイスのオルスベルク(バーゼルの近く)という所にある修道院(Klosterkirche olsberg)らしいということが分かった。

ちなみに、この音楽祭は、チェロを弾いているソル・ガベッタが 2006年に立ち上げたもので、毎年初夏に行われている。室内楽や小規模の合唱などが中心のようだ。2019年にはエレーヌ・グリモーのピアノ・リサイタルも含まれている。

✏️Solsberg Festival 公式サイト(ドイツ語)

✏️2019年のプログラム(PDF、ドイツ語)


おまけ。他の演奏も聴いてみようと探していたら、ちょっと面白い動画を発見した。

なんと、先日のチャイコフスキーコンクールで優勝・グランプリを獲得した、アレクサンドル・カントロフのお父さん、ジャン=ジャック・カントロフ(Jean-Jacques Kantorow)がヴァイオリニストとして参加している演奏動画(↓)である ♪

しかも、日本国内でのライヴ録画で "1991.10.24 Tokyo. Japan Live" とある。チェロは藤原真理さん。ヴィオラはウラディーミル・メンデルスゾーンという人だ。






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