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2019年6月4日火曜日

次の曲はまたしてもバッハのフーガ!大丈夫か?

6月初めのしばらくは選曲に当てようと思っていた。…のだが、なんと2日目に曲が決まってしまった。J.S.バッハの平均律曲集第2巻から第21番変ロ長調のフーガ(BWV890)。

今年の1曲目が同じくバッハの平均律第2巻・第5番のフーガだったので、2曲目。それはいいとして、チャレンジ曲が続いたので少し「小休止」しようと思っていたのに、苦手なはずの「フーガ」で大丈夫?…と我ながらちょっと心配にはなっている…(^^;)。




前回の曲は、たくさんの「難所」を乗り越えようとして色々と充実した練習ができたシューベルト(ソナタ第14番の第3楽章)であったのだが、さすがに疲れた。

なので、次の曲は「何かゆったりした気持ちで弾ける曲がいいかな」「あまり速くなく、美しくて、幸せな気持ちになれるような曲」などと思っていた…。


今回の選曲は何の想定もせずに、つまり古典がいいかなとか現代曲をやろうとかまったく考えずに、とりあえず家にある楽譜から適当に探してみるか…という感じで始めた。

ただ「ゆったりした気持ちで弾ける」ということから、感情を込めるロマン派とかではなく、強い打鍵が求められるプロコフェエフとかでなく…みたいなことは思っていた。

ちょっと変かも知れないが、ピアノを弾きながら「瞑想」できるような曲、みたいなイメージも頭の片隅にあった。昔の虚無僧が尺八を吹きながら瞑想している?みたいな…。


それで、手始めにバッハあたりから探してみるか、平均律曲集のなかに静かなプレリュードがあるかも知れないと思って、順番に(フーガも含めて)試し弾きを始めた。

いくつかの候補は見つけたのだが、なかなかピンとくる曲がない。…ところが、残りわずかの第2巻・第21番というところに来て、そのフーガが何となく弾き心地が良かったのだ。

他の候補も含めてもう一度、一通り感触を確かめたのだが、やはり21番のフーガがいい感じだった。心配は「フーガ」なのでやはり難しいのではないかということと、少し速めの Allegretto であるという点。

でも「3声」だし、初見で何とか音符を押さえられたし、テンポは少し遅くして自分が気持ちよく弾ける速さでいいか…(^^;)…ということで第1候補となった。


そのあと、YouTube で何人かのピアニストを聴いて、「ゆったりした感じ」の演奏を探してみた。シフもヒューイットさんもやはり速め。

ところが、バレンボイムを聴いてみたら、遅めで私のイメージにピッタリ…(^^)!

 Bach, JS : Well-Tempered Clavier Book 2 : Fugue No.21 in B flat major BWV890

これで、次の曲はこれに決定!ということになった。

ちなみに、この21番のプレリュード(↓)もきれいな曲で好きなのだけど、こちらはちょっと難しそうで、しかも長い。…ので、将来の楽しみにとっておきたい。

 Bach, JS : Well-Tempered Clavier Book 2 : Prelude No.21 in B flat major BWV890


ということで、昨日から J.S.バッハの平均律曲集第2巻から第21番のフーガ(BWV890)の譜読みを開始したところである。

ちなみに、《J.S.バッハ:平均律曲集の難易度(ヘンレ社など)》を見てみると、以前にも候補曲にしていたようだ。

難易度を確認すると、プレリュードとフーガを合わせて「28段階難易度」の 21。

ヘンレ社の 9段階難易度では、プレリュードが 6、フーガが 5。フーガはちょうど真ん中の難易度になっている。「28段階難易度」では 18 くらいなのかな?


おまけ。自分のためのメモ:平均律曲集からの今回の候補曲と評価。

第1巻

  • 4番プレリュード △
  • 6番プレリュード △〜×
  • 7番プレリュード ×
  • 13番プレリュード △〜○ トリル!

第2巻

  • 9番フーガ 4声 △〜×
  • 11番プレリュード △
  • 12番フーガ 3声 △
  • 14番プレリュード △
  • 18番フーガ 3声 △〜○ 長い!
  • 19番プレリュード △〜×
  • 21番フーガ 3声 △〜○



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