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2018年7月28日土曜日

ピアノを演奏することのメリット:シニアにもいい?

スタインウェイ&サンズのサイトでこんな記事(↓)を見つけた。

✏️ピアノを演奏することのメリット

「ピアノを習った子どもは賢くなります」みたいなことがメインで、お子さんのためにスタインウェイのピアノを買いましょう…(^^;)…という内容だが、「アンチエイジング」という高齢者(私…)が喜びそうな言葉も抜かりなく入っている。




私がまともにピアノを練習し始めたのが定年になってからということもあり、「大人から始めても上手くなります」的な記事はなんとなく嬉しい。

それと、ピアノを始めた理由の一つが「ボケ防止」みたいなことでもあったので、「ピアノは健康にいい」とか「ピアノは認知症予防になる」みたいな記事も好きだ…(^^;)♪

頑張っているシニアの話もいい ♪

《103歳のピアニストがCDリリース!ピアノ健康寿命は何歳?》

最近では、レオン・フライシャー(Leon Fleisher)が90歳になってまだ元気という記事があった。本人、"Except for my sight, which is fast diminishing, I’m hale, hearty and ambulatory." と言っている。やはり視力は落ちるようだ…。

✏️Leon Fleisher, at 90, is Leon Fleisher


スタインウェイの記事は、身体にいい、知性が向上する、心が落ち着く、健康にいい…といいことだらけである。腱鞘炎のリスクがあるなどとは一言も書いてない。

まぁ、それはいいとして、大人・高齢者向けに書いてあることは何かというと…。

研究により、高齢者がピアノのレッスンを受けると、ヒト成長ホルモン(HGH)のレベルが上昇し、アンチエイジング効果が得られることが明らかになりました

…という話。その「研究」がどんな内容なのかぜひ知りたいと思うのだが、残念ながらリンクなどの情報は何もない。

私としては「レッスンを受けると」の部分が「ピアノを独習しても」が当てはまるのかどうかが、一番気になるところではあるが…。


知性の面では、「ピアノの演奏は、数学、自然科学、工学に大きく関係する時空間認識能力を高めます」というのが、ちょっと意外な感じもした。音楽と数学の関係はよく言われることだし何となく分かるのだが、「自然科学」ってどうなんだろう?

直接は書いてないが、高齢者の「認知能力」の維持にも効果があるようにも読める。


おまけ(その1):先日のTV番組、「又吉直樹のヘウレーカ!」の「ピアノで脳の働きが良くなるってホント!?」)について。

ゲストは『ピアニストの脳を科学する: 超絶技巧のメカニズム』の著者、古屋晋一さんで、「大人になってから練習を始めても効果がある」みたいな話もあった…。

たしかに、古谷さんの本には「プロのピアニストは指を動かすための神経細胞が増えている(小脳のサイズが+5%)」ということが書いてあり、大人になってもその神経細胞は練習によって増える、とも書いてある。

ただ、その増加率は11歳までが大きくて、大人になってからは「増えないことはない」程度の話だったと記憶している。まぁ、人によって差はあるのだろうが…。

でも、個人的にはその可能性を信じて日々練習しているのです…(^^;)♪

《読書メモ:ピアニストの脳を科学する》

『ピアニストの脳を科学する: 超絶技巧のメカニズム』(古屋晋一著 春秋社)



おまけ(その2):ピアノを弾くための「能力」、中高年はどの程度なのか?

もう一つ、昔の記事《大人のピアノ再考2:中高年の能力はどのくらい?》を思い出した。読み返してみると、ちょっと励まされる内容もある。

普通の若者よりジョギングする老人の方が反応も運動も時間が短い(速い)

死滅する細胞がある一方で、成長し続ける神経細胞がある。正常な加齢では、後者の『成長』の方が晩年まで優勢である

このときは「ジョギングしよう!」と思ったのだが、いまだに実現してない…(^^;)。


おまけ(その3):初心忘るべからず。

ピアノの練習を始めた頃、《ピアノに関する「興味マップ」》というのを作った(↓)。

ここに「⑤心身を健康に」というのが入っている。何だかんだ言いながら「ピアノは心身の健康にいい」ということを信じているらしい自分が、何だかいじらしい…(^^;)?




【関連記事】
《103歳のピアニストがCDリリース!ピアノ健康寿命は何歳?》

《読書メモ:ピアニストの脳を科学する》

《大人のピアノ再考2:中高年の能力はどのくらい?》

《ピアノに関する「興味マップ」》


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