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2018年6月21日木曜日

現代音楽家などのピアノ・エチュード

昨日の記事《ジェルジュ・リゲティ György Ligeti のエチュードは音楽的?》で書いたように、リゲティのエチュードの意外な?音楽性にびっくりして、ピアノソロのためのエチュードにはまってみようかという気分になってきた…(^^;)♪

それで、これまでに聴いたことのない現代作曲家のエチュードをいろいろ聴いてみることにした。「聴いたことのない」という意味では現代に限らないつもりだが…。




といっても、どんな作曲家がピアノのエチュードを書いているか、そしてどれが有名なのかほとんど知らない。前回ご紹介したトーマス・ヘルの記事に、

この(リゲティの練習)曲集は、ショパン、シューマンやリスト、ドビュッシー、バルトーク、ストラヴィンスキーやメシアンと続く19世紀と20世紀の偉大なエチュードチクルスに堂々並ぶと言える

とあったので、バルトーク、ストラヴィンスキー、メシアンは外せないと思うが…。


ということで、とりあえず Wikipedia に「演奏会用練習曲」という項目(「練習曲」の中に)があったので見てみた。そこにはバッハのインヴェンションからカプースチンの「8つの演奏会用練習曲」までがリストアップされている。

バッハ、ショパン、シューマン、リストは一応知っているので、それ以降(年代順)を見てみるとこんな作曲家(↓)が並んでいる。このうち、ドビュッシーとラフマニノフ、それと最近聴いたリゲティは知っている。

  • アルカン 1813-1888
    騎士 Op.17、練習曲「鉄道」 Op.27b、長調による12の練習曲 Op.35、短調による12の練習曲 Op.39、3つの大練習曲 Op.76
  • サン=サーンス 1835-1921
    練習曲集 Op.52(6曲)、Op.111(6曲)、Op.135(6曲)※作品135は左手のための練習曲
  • リャプノフ 1859-1924
    超絶技巧練習曲(12曲)
  • ドビュッシー 1862-1918
    練習曲集(第1巻6曲、第2巻6曲)
  • ゴドフスキー 1870-1938
    ショパンのエチュードによる練習曲(53曲)
  • スクリャービン 1871-1915
    練習曲集 Op.8(12曲)、Op.42(8曲)
  • ラフマニノフ 1873-1943
    練習曲集「音の絵」 Op.33(9曲)、Op.39(9曲)
  • シマノフスキ 1882-1937
    練習曲集 Op.4(4曲)、Op.33(12曲)
  • プロコフィエフ 1891-1953
    練習曲集 Op.2(4曲)
  • ソラブジ 1892-1988
    超絶技巧百番練習曲(100曲)
  • リゲティ 1923-2006
    練習曲集第1巻(6曲)、同2巻(8曲)、同3巻(5曲)
  • カプースチン 1937-
    8つの演奏会用練習曲

トーマス・ヘルの言う「バルトーク、ストラヴィンスキー、メシアン」が入ってないので、PTNA のピアノ曲事典などで調べてみたら、たくさん出てきてしまった…(^^;)。

  • シャミナード 1857-1944
    6つの演奏会用練習曲 Op.35
  • グラズノフ 1865-1936
    3つの練習曲 Op.31 1889
  • セヴラック 1872-1921
    セルダーニャ-5つの絵画的練習曲
  • ボルトキエヴィチ 1877-1952
    10のピアノ練習曲 Op.15 1911、12の新しい練習曲 Op.29 1924
  • バルトーク 1881-1945
    3つの練習曲 Op.18
  • ストラヴィンスキー 1882-1971
    4つのエチュード Op.7、ピアノラのための練習曲「マドリード」、5本の指で
  • チェレプニン 1899-1977
    10の練習曲 Op.18 1914、5度音階による練習曲 組曲第1番 Op.51 No.1(7曲)1934、7つの練習曲集 Op.56 1938 等
  • メシアン 1908-1992
    4つのリズムのエチュード
  • ルトスワフスキ 1913-1994
    2つの練習曲 1941
  • ラウタヴァーラ 1928-2016
    エチュード集 Op.42(6曲)
  • フィリップ・グラス 1937-
    練習曲集第1巻(10曲)、同2巻(10曲)
  • マルカンドレ・アムラン 1961-
    短調による12のエチュード

最初の Wiki の一覧も含めて、聴いてみたいと思った作曲家の名前を青い太字にしてみた。結構ある。それに、作曲家によってはかなりの数の曲がある。ソラブジは100曲だ!

これは、何曲か聴きかじってみて、気に入ったら他の曲も聴くというようなやり方をしないと時間がいくらあっても足りなさそうだ。

ちなみに、今この記事を書きながらフィリップ・グラスの20曲のエチュード(↓)を聴いているのだが、この音源は 2時間23分もある…(^^;)。

 Philip Glass: 20 Etudes for piano (Piano: Jeroen van Veen)


フィリップ・グラスはミニマル・ミュージック系なので BGM的な聴き方もできるが、ときどき休まないとさすがに疲れてくる。ミニマルは割と好きなのだが、どうやらまとめて聴くものではなさそうだ…。


…ということで、青い太字の作曲家をボチボチ聴いてみようと思う。まぁ、全部聴くことを目標にするとつらいので、気分次第ということで…(^^;)。



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《ジェルジュ・リゲティ György Ligeti のエチュードは音楽的?》


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