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2018年5月20日日曜日

103歳のピアニストがCDリリース!ピアノ健康寿命は何歳?

いつも《お世話になっている音楽ニュースブログ "Slipped Disc"♪》にこんな記事(↓)があった。なんと!103歳になるフランスのピアニストが4枚目のCDをリリースしたという。

✏️French pianist, 103, releases her fourth CD




この写真の女性は103歳、6月16日には104歳の誕生日を迎えるコレット・マゼ(Colette Maze)さん。ドビュッシーが大好きなピアニストだそうだ。

上の記事によると、アルフレッド・コルトー(Alfred Cortot)や ナディア・ブーランジェ(Nadia Boulanger)に師事し、その後はピアノ教師をしていた人のようだ。


で、YouTube の動画を見て(聴いて)驚いた。しなやかな動きで軽やかにドビュッシーを弾いている…(^^)♪! 最小限の動きで弾く達人技のようにも見える…?

インタビューの受け答えもしっかりしている(内容がしっかりしているかどうかはフランス語なので分からないが…)。とても 103歳には見えない。


 Colette joue du piano depuis 100 ans et sort son 4ème album

 Colette Maze interprète Debussy : "Ondine"

 At 103 years old, Colette's hands still run smoothly on piano


上の最後の動画に英語の説明が載っていて、簡単なプロフィールも分かる。

ブルジョアのお嬢さんで4歳からピアノを弾いていたそうなので、ピアノ歴100年だ!

エコールノルマル音楽院を卒業した後、パリ市内のいくつかの音楽学校で "supporting piano player" を務めたとある。

今は、エッフェル塔の近くの見晴らしのいい部屋(15階建の14階)に、サポート役の女性と住んでいて、スタインウェイのグランドピアノを居間とダイニングに1台ずつ持っているらしい。あと、"dulcitone"(ダルシトーン)というのをロビーに置いてあるとのこと。

CDは、大好きなドビュッシーにインスパイアされて、息子の支援を受けて、ローカルな録音会社 Continuo Classics から出したものらしい。


この記事を読んで、健康寿命ならぬ「ピアノ健康寿命」というものを考えてしまった。普通の人は何歳までピアノを弾けるものなんだろうか?

少しでも長くピアノを弾くためには、やはり「正しい弾き方」を身につける必要があるのだろうか? 無理な力を入れずにラクに弾く方法とか、手とか指を痛めないような弾き方とか…。

少なくとも、今の私の弾き方=「我流!」ではダメなんだろうとは思う…(^^;)。


実は、上の3番目の動画の解説の中にこんなことが書いてある。

There, she learnt routines based on yoga and finger gymnastics, which she credits for her still-agile fingers on the keyboard.

エコールノルマル音楽院で「ヨガと指の体操?をベースにしたルーチン」を学んで、それが今でも俊敏な指の動きを支えている、…ということらしい。

この「ルーチン」ってどんなものなのだろう? ぜひ知りたいものだが…。


それにしても、100歳くらいまで生きていて、それまでピアノを弾き続けることができるとしたら、団塊世代の私としてもまだまだピアノのキャリア?(練習!)を積むことができるわけで、練習の仕方も変えた方がいいのかも知れない。

基礎からきちんと順番に練習して、バイエルが終わったらツェルニーとかハノンとか…。

…でも、そんなに長く生きられるのか、たとえ生きていたとしても「ピアノ健康寿命」はどうなのか、何の保証もないわけで…まぁ、今のままでいいか…(^^;)。


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