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2017年10月24日火曜日

近況:シューベルトのソナタ18番、再度譜読み(→分析)?

このところ何となく練習がシャキッとしない。手応えがないというか、進んでいる感覚がないというか…。なんだか…ただ弾いているだけ?という感じでメリハリがない…。

理由を考えてみると、練習の「濃度」が薄い、つまり内容があまり充実していないから…なのかも知れない…と思い始めた。


今やっていることは、①ベートーヴェンのソナタ3番第2楽章の通し弾きと、②シューベルトのソナタ18番第1楽章の部分練習。

①は、一応全体の練習を終えた第2楽章を「細部にこだわらずに止まらずに通して弾く」練習。もともと、ミスすると止まって弾き直すクセがあるので、それを直すための練習のつもりである。もちろん、仕上げレベルを少しでも上げることも意識はしているが、実際のところこれ以上レベルを上げるのはかなり難しい。


②のシューベルトは、一通り譜読みを終えて、1ブロックずつ部分的な練習を最初から順番に行なっている。…はずだったのだが、それがちょっと上滑り気味である。

最初のブロック(たぶん、第1主題とその確保まで)が思ったより早く弾けたので、ちょっと調子にのって?どんどん先へ進んでいる。進むのはいいのだが、ちゃんと弾けないままに次に行ってしまっている…(^^;)。

曲(楽章)全体が長いせいか、何だか気持ちが先へ先へと行くというのか、次のブロックを弾きたくなってしまうのだ。似たような繰り返しも多いので、なんとなく弾けている気分になって(実際にはまったく弾けてないのに…)ズルズル行っている…。


そこで、ちょっとやり方を変えることにした。

一つには、ベートーヴェンを一応終わったことにしようと思う。まだ「仕上げを継続している」という意識もどこかにあるので、1回通して弾くだけで終わらずに、ミスした部分の練習をしたりしているのだが、それを完全にやめようと思っている。「止まらずに弾く」練習は続けたいので、もう少し通し弾きは続けるつもりだが…。要は意識の問題。

で、シューベルトの方は、全体像がつかめてないのでなんとなくズルズル行っていて、進み具合もよく分からないという不安がある。なので、少しでも見通しを良くするために「なんちゃってアナリーゼ」を早めにやってみることにした。


ただ、そのためにはもう少し内容を把握する必要があるので、曲の構造をつかむための「譜読み」?みたいなことをやってみようと思っている。構成上の区切りとか主題とかを考えて弾きながら、自分なりに「分析」(ブロック分け)をしてみよう、ということである。

この曲は、詳しい分析や解説をした情報が、自分でネットを探索した範囲ではほとんどなくて、分かっているのはソナタ形式であることくらい。まぁ、ソナタ形式なので何とかなりそうな気もするのだが、ちょっとトライした感じでは、どうも一筋縄では行きそうもない…。

まぁ、音楽(理論)的には正確でなくても、自分が練習する上で全体を見渡せる「マップ」が作れればいいと思っているので、まずは作り始めようと思う。


…ということで、実は昨日あたりからブロック分けのようなことを始めていて、「分析のための譜読み」?も調子にのった勢いで、昨日とりあえず曲の最後までやってみた。

「分析」を意識しながら譜読みをやってみると、これまでまったく別の主題だと思っていたところが、実はその前の主題のヴァリエーションだと気がついたりして面白い。練習のための区切りだけを意識していると、音形(指の動き)のパターンだけで見てしまうが、実は基本形の主題の旋律が隠れていたりするわけだ…。


それと、前からうすうす感づいてはいたのだが、和声や転調が苦手であることに改めて気づかされる。展開部で次々に調が変わって行くだとか、再現部で転調された主題が出てきたりだとか…。もう少し「楽典」を勉強しておけばよかったと思うのだが…(^^;)。

「なんちゃってアナリーゼ」の結果をできるだけ早く「マップ」にまとめたいと思っているが、今のところ、よく分からないことがいくつかあって悩み中である。なんだか主題が3つあるようにも見えるんだけど、そんなわけないよなぁ…とか、展開部の区切りはここでいいのかなぁ?とか…。


まぁ、今週中には何とかしたいと思っているので、頑張ってみよう…(^^)♪



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