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2017年5月30日火曜日

クライバーン・コンクール、Quarter Final へ20人 ♪

クライバーン・コンクールの1次予選(Preliminary)が終わり、第2ラウンド(Quarter Final)に進む20人とその演奏スケジュールが決まった。

結果を見ると、他のコンクールでも名前を見たことのある「常連」組は、ベトソナで事故った Julia Kociuban を除いてはだいたい通過したようだ。(Daniel Hsu、Tony Yike Yang、Rachel Kudo、Alyosha Jurinic 等)深見さんは残念ながら…。


今回、あまり聴けなかったので、どんな感じなのか全体はつかめてないが、何人か聴いた範囲ではいまひとつ…な感じであった。これと言って強い印象を受けたピアニストはいなかった。

ちなみに、直前参加が決まったロシアの Nikita Abrosimov も聴いてみたが、やや乱暴なロシア弾きで面白くなかった。やはり、Quarter Final には進めなかった。突然出場が決まったための準備不足か…?


一番楽しめたのはアムランの課題曲かも知れない。いろんな弾き方(解釈や演奏)が聴けて、退屈しなかった。

印象に残ったのは、香港の Rachel Cheung。シューベルトやドビュッシーがイマイチな感じだったのが、アムランだけは生き返ったように活き活きと豊かな音楽を聴かせてくれた。「あぁ ♪こんな曲だったんだ!」と思った。

もう一人よかったのは、韓国の Honggi Kim。この人のアムランは、Rachel Cheung の柔らかな弾力のある響きと対極とも言える硬質なキラキラした音。まるでラヴェルの曲を聴いているようだった。

なので、そのあとの「ガスパール」を期待したのだが、これは硬質な音とメロディーだけが目立ちすぎて、やや単調で、あまり好みではなかった。

アムラン自身の選ぶベスト・パフォーマンス賞なんてものがあると面白いのにと思った。作曲者本人のコメントも聞きたいところだ。"the Best Performance of a New Work" という賞がそれに近いものなのかな…?


…ということで、まだ「お気に入り候補」も「掘り出し物」的ピアニストも見つかっていないので、もう少し人数が絞られるまでは「つまみ食い」的に聴いてみようと思っている。

次は、現地時間で5月29日・30日なので、日本時間では5月30日・31日の0時〜昼過ぎまでということになる。

年齢的に夜更かしは厳しいので、私の聴けそうな時間帯でいうと、5月30日(日本時間)朝9:30〜 Yury Favorin(Russia, 30)、10:20〜 Yutong Sun(China, 21)、11:25〜 Luigi Carroccia(Italy, 25)の3人と、5月31日朝9:30〜 Honggi Kim(South Korea, 25)、10:20〜 Rachel Kudo(CUnited States, 30)、11:25〜 Alyosha Jurinic(Croatia, 28)の3人となる。


とりあえず、リアルタイムで聴ける分は聴いて、あとはネットの評判などを頼りに録画を聴くことにしよう…(^^)♪



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