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2016年2月17日水曜日

近況:フーガの難しさの原因さらに2つ発見!?

バッハのフーガ(平均律第2巻第7番 BWV876)の練習を始めて、早くも2週間以上が経つ。が、いまだに譜読み段階。つまり、苦戦しているということだ。

もともと苦手意識のある「フーガ」に挑戦ということで、ある程度の苦戦は想定内ではあるが、自分自身の感覚としては思った以上に苦しんでいる。


前回の近況報告で、4声になっている部分がそもそも難しいことに加え、指が「届かない」ことと「左右が交代する」難しさのことを書いた。が、もう2つほど難しさの理由に気がついた。

その一つは「指の置き換え」。例えば、2の指で弾いてからそのまま1の指に置き換えるというヤツである。例えば、下の楽譜の最後、22小節目の「2→1」。




楽譜でざっと数えてみると、右手が6カ所、左手が7カ所、この置き換えがある。しかも、他の指が別の音を押さえたままだったり、もともと動きにくい「4→5」の置き換えだったりするのだ!

今の時点でのコツのようなものとしては、すぐに移動せずに拍に合わせて指を置き換えることを意識している。上の例で言えば2の指から1の指へは八分音符が二つあるつもりで弾く(移動する)わけだ。


もう一つは休符、というか指を離すタイミング。上の楽譜の20小節目の3拍目に四分休符がある。こういう箇所は多いのだが、うっかりすると離すのを忘れてしまう。

この例では、左手の2の指の打鍵があるので、そこを単音で弾くことを意識すればよいが、単に指を離すだけの場所はやっかいだ。カミさんに言わせると「だいたいでいいのよ ♪」ということだが、理工系の私としては厳密に弾きたいのだ…。


まぁ、そういったわけで、このフーガに関しては少し腰を落ち着けて?時間をかけて取り組もうか、という気になり始めている。もともと2月のひと月でやろうと思っていたのだが、とりあえず期限を決めずにちゃんとフーガを弾けるようにしたい。(でも3月末くらいまで…?)

「ちゃんと」の内容としては、各声部の旋律がちゃんと聞こえるように、というのがあるつもりだが、それはある程度弾けるようになってからにしようと思っている。

つまり、「フーガの練習方法」の中に書いた、内声だけとか2声ずつとかの練習や、複数旋律の意識は、もう少しあとにしようと思う。


実は、今のところ、対位法の「横方向」の旋律を組み合わせた構造は棚上げして、とりあえず弾けるようにするために楽譜を「縦に」見て(和音とまでは言わないが…)弾いているのだ…(^^;)。

なかなか、道遠し、という感じではあるが「千里の道も一歩から」と信じて、毎日頑張るしかない。今回こそは「道半ばで挫折」とはしたくないので…。



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