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2015年1月3日土曜日

本「之を楽しむ者に如かず」(吉田秀和)

今年最初の読書メモは、吉田秀和さんの 「之を楽しむ者に如かず」(新潮社、2009)である。これを選んだ経緯は次の記事に簡単に書いた。

《読書始め、懐かしの吉田秀和さん》


   

この本は2部構成になっており、第Ⅰ部「之を楽しむ者に如かず」は雑誌「レコード芸術」の2006年4月号〜2009年5月号に掲載されたもの、第Ⅱ部「今月のディスク」は同じく2000年12月号〜2003年11月号に掲載された記事を集めたものである。

なので、読書メモといっても、たぶんすべての記事に触れることはなく、私自身が気になった部分の抜粋メモ(+感想文)になると思われる。


【参考】著者略歴(Wikipediaより抜粋)

吉田 秀和(よしだ ひでかず、1913年9月23日 - 2012年5月22日)は、日本の音楽評論家、随筆家。

クラシック音楽の豊富な体験・知識をもとに、音楽の持つ魅力や深い洞察をすぐれた感覚的な言葉で表現、日本の音楽評論において先導的役割を果たす。音楽のみならず文学や美術など幅広い分野にわたる評論活動を続け、日本の音楽評論家としては初の個人全集が刊行されて、第2回大佛次郎賞を受けた。

朝日新聞夕刊に『音楽展望』を寄稿。連載執筆や、NHK-FM放送で1971年から、約40年にわたって続けられている『名曲のたのしみ』の番組構成・司会を継続して行なうなど、2012年に98歳で亡くなるまで精力的に活動を続けた。独、仏、英語に通じ、特にドイツ語とフランス語の訳書は数多い。

1948年には、斎藤秀雄、井口基成、伊藤武雄と「子供のための音楽教室」を開設し、初代室長。一期生には小澤征爾(指揮者)、中村紘子(ピアニスト)、堤剛(チェリスト、現:桐朋学園大学学長)らがいる。「子供のための音楽教室」は、後の桐朋学園音楽部門の母体となった。

1982年、紫綬褒章を受章。2006年、文化勲章受章。



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