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2014年12月2日火曜日

選曲月間:シベリウスの「エチュード」:幸先よいスタート

12月は「選曲月間」として、来年一年間に練習する曲の候補曲を探すことにした。

昨日から始めたのだが、さっそくいい曲を見つけた。シベリウス(Jean Sibelius, フィンランド,1865-1957)の「エチュード」という曲。「エチュード」といっても「13の小品 Op.76」という小品集のなかの1曲で、それほど難しい曲ではない。


実は、最初に聴いたのはピアノ曲ではなく、チェロとギターによる演奏であった。これがとても美しかったのだ。

で、次に聴いたのがピアノ版(下記)なのだが、正直、あまりいいとは思わなかった。チェロのしっとり感はまったくなく、まさに「エチュード(練習曲)」という感じなのだ。テンポもかなり速いので、私には無理かなと思った。



それでも、チェロの演奏に近いピアノ演奏がないものかといくつか聴いてみた。その中では下記の演奏が一番いい感じであった。こういう弾き方で、テンポももう少し落とせば私にも弾けそうである。


ちなみに、演奏している Denis Matsuev(デニス・マツーエフ)は1975年生まれのロシアのピアニスト。第11回チャイコフスキー国際コンクールで優勝している。


さて、オンラインの楽譜(の2曲目)を iPad で見ながら、さっそく弾いてみた。イ短調で音型もシンプルなので、それほど難しくはない。

それに、スタカート記号がついている!(実際には Leggiero)これは、来年の課題にしている「スタカート」と「スピード」と、両方が一度に練習できる曲ではないか!


ということで、かなり有力な候補曲として、さっそく [ピアノ練習曲候補リスト] に追加した。


シベリウスの他の曲(小品)もいくつか聴いてみた。ほとんどが初めて聴く曲であったが、わりといい感じのものが多い。発表会などでよく弾かれるのは、

・「5つの小品(樹木の組曲)Op.75」から「5. 樅の木」
・「6つの小品 Op.94」から「3. ソネット」

などのようだ。下記の「即興曲」などもいいと思ったが、とても弾けそうにない。聴いて楽しむ曲である。



…と、選曲月間としては、まずは幸先のいい滑り出しである。ゆっくり楽しみながら、この1カ月を過ごしたいと思っている。



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