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2014年9月11日木曜日

日本の現代ピアノ曲を探す:近藤 譲 氏、すごい人らしい♪

自称「日本の現代ピアノ曲を探す」シリーズは、ピティナの「日本人作曲家」リストをみながら、YouTube で順番に探している。やっと、カ行の終わりにきたが、どうも大物にぶつかったようである。

作曲家の名前は、近藤 譲(じょう)。「2012年に『アメリカ芸術・文学アカデミー』の外国人名誉会員に選出される(武満徹に続いて二人目)など国際的な評価も高い作曲家」といった解説が並ぶ。また、彼の「記念碑的名著」が最近、復刊されるなどちょっとした時の人になっているようだ。(下記インタビュー参照。写真もこの動画より引用)





YouTubeで見つけたお気に入りのピアノ曲

最初に、おっ!と思った曲は「視覚リズム法」という変わった名前の曲。音楽自体もちょっと変わっている。捉えどころのない感じだが、ずっと続く低音のアタックの響きが強い印象を残す。12分を超える曲(6曲構成)なのだが、ひきこまれて最後まで聴いてしまった。



次に見つけたのが「メタフォネーシス(Metaphonesis)」という曲。こちらはもっと「現代音楽」的ではあるが、現代音楽特有の難解さとか鼻持ちならない感じはまったくない。質のいい音・響きがする、美意識を忘れてない感じ。これも気に入った。



(参考)下記の動画はピアノ曲ではないが、2012年の CD「近藤譲 作品集『表面・奥行き・色彩』」を紹介したもの。どんな作曲家なのか概観するにはいいかもしれない。




『線の音楽』初CD化 & 書籍も復刊

冒頭で「ちょっとした時の人」と書いた。この夏に、「現代の音楽を語る上では欠かせない」といわれるほどの『線の音楽』というレコードがCD化され、同名の著書が復刊されたらしいのだ。




『線の音楽』(書籍)



Amazonの解説からの引用:

「1974年に発売され日本現代音楽シーンを語る上で決して欠くことのできない伝説的存在となったLPが、当時のデザインそのままに復刻初CD化! 」

「現在に到るまで現代音楽の指標であり続ける同名の書籍《線の音楽》も、アルテスパブリッシングより同時復刻! 」

ちなみに、書籍の方は図書館で初版のものを見つけたので、さっそく借りてきた。ちょっと難しそうな本だが、興味ある分野なのでがんばって読んでみたい。(うまくいけば、いずれご紹介できるかも…)


追記@2022/03/22




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