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2014年4月29日火曜日

【ピアノ練習】フーガの練習方法を徹底研究!(実践編)

昨日の分析をもとに、実際の練習方法をまとめてみた。課題は「左手の器用さ」「複数旋律の意識」「両手・指の独立」の3点であった。なので、それを強化する方向で具体的な5つの練習方法(下記)を考えた。

①左手の特訓
②アルト(内声)の練習
③2声ずつの練習
④複数旋律の意識
⑤両手の独立の訓練


左手の特訓

フーガは左手にも右手と対等な動きが求められる。それを逆手にとって、左手を強化するためにフーガの左手パート、とくにベースのパートを使うことにした。

最初のうちは、片手練習の時間をいつもより多めにとること。その中でも左手の練習に70%くらいの時間を当てることにした。指使いは、左手でアルト(内声)も担当することもあるので、楽譜どおりの指使いで行う。簡単な部分はアルトのパートも合わせて弾いてみる。


アルト(内声)の練習

次に、アルトのパートだけを取り出して練習する。ここは、右手と左手の両方を使うので難しい部分である。左右の入れ替えは、ざっと数えただけでも28小節のなかに20箇所近くある。が、これをクリアしないと両手練習でつまづくことは明らかなので、忍耐強く頑張るしかない。


2声ずつの練習

両手練習も段階を経て行う。まずは、2声ずつの練習である。順序としては、まず「ソプラノ+ベース」、そのあと「ソプラノ+アルト」「アルト+ベース」とした。


複数旋律の意識

そのあと、3声ぜんぶ合わせた練習に入るのだが、複数の旋律をなるべく聴きながら弾くことが重要である。しかし、そう簡単にいかないことは分かっているので、複数の旋律を同時に聴く耳と脳(神経回路)を鍛えるために、次のような試みを始めた。

毎晩、寝る前にプロの演奏を聴きながら、楽譜で各パートを追うのだ。

1回目、ソプラノ・パートを追う。2回目、ベース・パートを追う。3回目、アルト・パートを追う。4回目、全パートを追う。できるだけ、追っているパート以外も聴くようにしながら、最終的には全パートを並行して聴けるようにしたい。


両手の独立の訓練

あいかわらず、指の体操を続けている。風呂の中で、湯船の底を鍵盤に見立てて指を動かすだけの体操である。この体操に「両手の独立」という要素を加えることにした。
参考記事→《お薦め♪風呂での練習》

やり方はきわめて簡単なものである。例えば、左手「5→4→3→2」の動きに対して、右手「4→5→4→5」(34、23などでも)を繰り返すだけである。そのほかにもいろんなバリエーションが考えられる。これをできるだけ早く正確に、かつ脱力して動かすのである。

ちなみに昨日やってみたら、けっこう難しい。ということは、これができるようになれば、それだけの進歩があるということだ。


…ということで、今週はこれらの方法で頑張ってみたい。効果のほどは後日ご報告したいと思う。



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《【ピアノ練習】フーガの練習方法を徹底研究!(分析編)》


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