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2021年7月29日木曜日

藤田真央くん、モーツァルトが弾いているようなピアノソナタ?♪

このところずっと medici.tv でヴェルビエ音楽祭を楽しませてもらっているが、昨夜の藤田真央くんのリサイタルは特別に素晴らしかった ♪

モーツァルトが自作ソナタをモダンピアノで弾いたらこんな感じで弾くんじゃないだろうか?…などと妄想しながら…(^^;)…楽しんだ ♪




昨夜のプログラムは下記。

Ⅳ. 7/28 11:00pm
  • 第16番 ハ長調 K.545
  • 第6番 ニ長調 K.284 《デュルニッツ》
  • 第8番 イ短調 K.310
  • ショパン:ノクターン Op. 48-2 F#m(アンコール)


自分でも練習したことのある K.545 がこんなに素晴らしい曲だったとは!♪

一言で言うと「自由闊達」。真央くんの持っているピアノの音を引き出す技術(音色やタッチの多彩さなど)がいかんなく発揮されていて、装飾音符なども自由に小気味良く散りばめられていて…。

気がつくと、ニヤニヤしながら聴き入っている自分がいて…(^^;)。

ちょっと違うかも知れないが、ジャズのノリと通じる部分があるのかも知れない。アドリブ的な装飾の入れ方とかも…♪

それにしても、真央くんの美しいピアノの音にはいつも感激してしまう。あの伸びのある響きはどうやって出しているのだろうか?


《デュルニッツ》は、ちょっと落ち着いてじっくり聴かせてくれる。やや大人の表現…と言っていいかも知れない。

そして、K.310 がまた素晴らしかった ♪ 聴き慣れているはずの曲が、新鮮で勢いのある音楽の響きでどんどん引き込まれていく感じ…(^^)♪

第2楽章の Andante cantabile の美しさは本当に何と表現すればいいのか…。


そして、アンコールのショパン(ノクターン)が、アンコール曲とは思えないほどの?…完成度でとても良かった ♪

ショパンコンクールには出場しない真央くんだが、コンクールをはるかに超えた演奏なので、それでよかったのではないか…と思った。

いや〜、寝る前の 1時間、至福の時だった…(^^)♪


ヴェルビエ音楽祭(アーカイブも)が楽しめるサイトは下記。

✏️Verbier Festival(medici.tv)

✏️ヴェルビエ音楽祭特集(medici.tv Japan)


そして、藤田真央くんの「モーツァルトのピアノソナタ全曲演奏会」も、残すところあと 1回、明日の夜 11時から。プログラムは下記。

Ⅴ. 7/30 11:00pm
  • 第9番 ニ長調 K.311
  • 第17番 変ロ長調 K.570
  • 第18番 ニ長調 K.576


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