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2020年6月5日金曜日

BTHVN op.25/41: フルートのセレナーデ、屈託のない明るさ ♪

「ベートーヴェンの全作品を聴く」プロジェクト《All BTHVN 🎧》、今日は Op.25。セレナーデ ニ長調(1801: 31歳)。フルート、ヴァイオリン、ヴィオラの三重奏である。

屈託のない明るさというか、ベートーヴェンの明るい側面だけで全6楽章が作られているという感じの曲 ♪ Op.41 は、フルート(またはヴァイオリン)とピアノの編成版。


Op.25/41

🎼 List of works by Ludwig van Beethoven


作曲年は 1801年となっているが、スケッチは 1797年あたりからしていたようで、1796年作曲としている資料や記事もある。もしかすると、1796〜97年に作曲された Op.8 のセレナード(弦楽三重奏)と同じ時期に書いていたのかも知れない。

《BTHVN op.8: セレナード(弦楽三重奏)演奏による違い!》

いずれにしても、ベートーヴェンが出版社 G. Cappi に持ち込んだのは 1801年で、当時の人気は高く売れ行きもよかったらしい。こういう音楽が求められていたのだろう。


いくつか聴いた中で、一番気に入ったのはコレ(↓)。

♪ Beethoven - Serenade for flute, violin & viola in D major, Op. 25


フルートの Karlheinz Zöller(カールハインツ・ツェラー)という名前はなんとなく聞いたことがある。ヴァイオリンは Thomas Brandis、ヴィオラは Siegbert Ueberschaer という人。


解説記事はあまり見当たらないが、このフルート奏者のブログ記事(↓)はちょっと参考になった。フルートを含むベートーヴェンの曲(室内楽)はあまりないようだ。

✏️ベートーベン セレナーデop.25(フルート吹きのほっと一息)


この Op.25 を、1803年に Franz Xaver Kleinheinz という人がフルート(またはヴァイオリン)とピアノのために編曲したのだが、それをベートーヴェンがチェックして承認したものが Op.41 となったようだ。

エマニュエル・パユ(Emmanuel Pahud)とエリック・ル・サージュ(Éric Le Sage)による演奏が YouTube にあったので聴いてみた。なかなかいいのだが、楽章ごとに動画が分かれているのが難点…(^^;)。

♪ Serenade for Flute and Piano in D Major, Op. 41: I. Entrata. Allegro 等


元の CD はコレ(↓)。二人とも写真が若い…(^^)♪

ベートーヴェン:フルート・ソナタ集





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