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2020年2月6日木曜日

ゴルトベルク変奏曲、弦楽三重奏曲版もなかなかいい ♪

今年はベートーヴェンの全作品(作品番号付き)を聴こうと思っていて、日頃あまり聴かない弦楽アンサンブルなども聴いている。その中で、Trio Zimmermann という弦楽トリオがちょっと気に入っている。

そのトリオ・ツィンマーマンの編曲によるゴルトベルク変奏曲(J.S.バッハ)の弦楽三重奏曲というのを見つけた。聴いてみると、弦楽器ならでは響きがこの曲に合っていて、なかなかいい感じだ…(^^)♪




Trio Zimmermann の演奏を YouTube で探してみたが、残念ながら CD のプロモーション動画しかなかった…。CD のリリースは 2019年7月。

その代わりに見つけたのが Dmitry Sitkovetsky(ドミトリー・シトコヴェツキー)というヴァイオリニスト&指揮者が編曲したもの。実はこちらの方が元祖?で、けっこう有名らしい。ちなみにこの編曲版はグレン・グールドに捧げられている。

複数のグループが録音しているが、シトコヴェツキー自身も含む演奏がコレ(↓)。1985年の録音で、チェロにはミッシャ・マイスキーが入っている。ヴィオラはジェラール・コセ(Gérard Caussé)という人。

♪ J.S. Bach – Goldberg Variations for String Trio, BWV 988 (Transcription by Dmitry Sitkovetsky)


このトリオの演奏は CD にもなっていて、これもかなり有名なものらしい。

Goldberg-Variationen/ J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲(弦楽三重奏版)




ちなみに、ミッシャ・マイスキーは今井信子(ヴィオラ)、ジュリアン・ラクリン(Julian Rachlin、ヴァイオリン)と組んで、2007年にもこの曲を録音している。


GOLDBERG-VARIATIONS(弦楽三重奏版)




この CD の演奏は YouTube で聴くことができる。

Bach: Goldberg Variations | Version For String Trio, BWV 988 | "In Memoriam Glenn Gould"



弦楽三重奏版を聴いて感じたのは、この曲はもともと弦楽合奏用だったのでは?というくらい、弦楽器の響きとこの曲(の作り?)が合っているということ。

弦楽器ならではの弦の響きとか、音のふくらみとか、アーティキュレーションとか、ピアノ(鍵盤楽器)にはない魅力もあると思う。

逆に、ピアノで弾くときの参考にもなるのだろうと想像する。私は弾けないが…(^^;)。


シトコヴェツキーとトリオ・ツィンマーマンと、編曲としてどちらがいいか?というところまで判断できる鑑賞力は、私には残念ながらない…(^^;)。

今のところ、私の耳には編曲による違いより音(弦楽の音響)による違いの方が大きく感じられるようだ。その意味で、ほんの少しだけ Trio Zimmermann が好きかも知れない ♪

CD はコレ(↓)。


J.S.バッハ : ゴルトベルク変奏曲 (トリオ・ツィンマーマン編曲による弦楽トリオ版) [SACD Hybrid /Import /日本語帯・解説付]





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