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2017年10月29日日曜日

シューベルト:ピアノソナタ18番第1楽章なんちゃってアナリーゼ ♪

少し前から、シューベルトのピアノソナタ18番第1楽章だけを練習しているが、今ひとつ進み具合がつかめないので「なんちゃってアナリーゼ」をやってみることにした。練習のための「ブロック分け」だ。

今回はソナタ形式であること以外、ほとんど参考になる情報がなかったので、この分析にはまったく自信がない。まぁ、練習のための区切りだと割り切ってトライしてみた。その結果が下記。数字は小節番号。


提示部
 1-9:第1主題(a)
 10-16:経過句
 17-26:a 確保
 27-36:第2主題(b)
 37-48:b 変奏1
 49-60:b 変奏2
 61-64:小終結句

展開部
 65-75:a 展開1
 76-81:b 展開1
 82-95:a 展開2
 96-115:b 展開2

再現部
 116-127:a 再現
 128-137:b 再現
 138-149:b 変奏1再現
 150-161:b 変奏2再現

終結部
 162-174:コーダ


一番悩んだのが、提示部の第2主題(b)の変奏1(37-48)と変奏2(49-60)の箇所。実は、両方とも最初は別の主題なのかと思っていた。練習という視点から見るとまったく新しいパターンなので…。

第2主題(b)

b 変奏1

b 変奏2


ところが、ある解説記事に「変奏」という言葉が出ていたので、よく見たら「変奏1」には第2主題(b)の旋律が隠れていた…という。自分の音楽的センス(能力?)のなさに改めてがっかりした次第…(^^;)。

「変奏2」はあまり自信がない。一応「変奏」としたが、3つ目の主題と考えてもいいのかなぁ?とも思った。ただ、展開部に登場しない(変奏その1も…)こともあり、雰囲気としても第2主題の変奏のような気がしないでもないので…。(変奏曲は苦手だ…)


こうやって全体を眺めてみると、

① 提示部と再現部では「第1主題(a)・第2主題(b)・b 変奏1・b 変奏2」となっていて、主題1は提示部ではその確保がされていて、再現部ではその確保(繰り返し)が省略されている

② 展開部では「第1主題・第2主題」の展開が2回行われている

…ということが分かる。ちなみに、第1主題(a)は下記。

第1主題(a)


全体の構成が大体つかめたところで、各ブロックの練習を順次進めて行こうと思っている。ただ、けっこう長いので、まずは「提示部」を弾けるようにすることと「暗譜」かな…。

「変奏」のところは、当然だが、元の第2主題が弾けるようになっても自動的に弾けるわけではないので、弾く練習(暗譜も…)を考えると、やっぱり主題が4つあると思った方がいいのかも…(^^;)?



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