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2016年10月20日木曜日

ユジャ・ワンが「2017アーティスト・オブ・ザ・イヤー」に!

ユジャ・ワンが「2017アーティスト・オブ・ザ・イヤー」に選ばれた、というニュース(↓)があった。

✏️Musical America Names Yuja Wang 2017 Artist of the Year
※追記@2023/05/11:リンク切れ

何だろうと思って調べてみた。


まず "Musical America" というのは、1898年10月創刊という、アメリカで一番古いクラシック音楽雑誌だそうで、現在はこのWebサイトだけになっている。(紙媒体はない)

その "Musical America" が、毎年年末に選んでいるのが "The Musical America Awards" というもので、指揮者、作曲家、器楽奏者(instrumentalist)、声楽家(vocalist)などの分野ごとに選ばれる。

その中で「大賞」みたいなもの?が「アーティスト・オブ・ザ・イヤー」("Artist of the Year")である。


なぜ「2017年」かというと、紙の雑誌があった時代に、翌年の最初の号(1月号?)の表紙を飾ることになるからだ。これまでの表紙はこんな(↓)感じ。

ユジャ・ワンが表紙になると、ファッション雑誌と間違えられるかもしれないが…(^^;)。




で、これまでに選ばれた人を見てみると、バーンスタイン、ストラヴィンスキー、ホロヴィッツ、イツァーク・パールマン、ヨーヨーマなどと錚々たる名前が並んでいる。

ここに、ユジャ・ワンの名前を並べるのには、個人的にはやや違和感があるが、まぁ世の中にはいろんな見解や趣味や感性の人がいるので…。

いくつかある引用記事の中で、「『テクニシャン・オブ・ザ・イヤー』なら分かるけど…」みたいなコメントが付いていたものもあった。思わず頷いてしまった…。

ちなみに、ユジャ・ワンの演奏は嫌いではない。ただ、あの派手な弾き方は曲を選ぶと思うのと、最近やや乱暴な感じになって来たような気もする。


受賞理由みたいなものにこう(↓)書いてある。

She represents a new breed—the complete, thoroughly modern package. Wearing stunning gowns chosen specifically to match the repertoire she is playing, she has cultivated a persona of visual beauty as well as musical brilliance. And then there are those dynamite encores—wow!

「まったく現代的な新種」「曲に合わせた目を見張るような衣装…」「音楽の輝きとともにヴィジュアルな美しさ…」「ダイナミックなアンコール…ワォ!」…。そういう理由でも選ばれるんだ、ナルホドね…。


スポンサーにカーティス音楽院(ユジャ・ワンはここの卒業生)が入っているのも、何かあるのかないのか…(^^;)?。



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