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2016年8月2日火曜日

リスト国際ピアノコンクール、1/3が日本人!?

シドニー国際ピアノコンクールが終わって、しばらくは何もないなぁ〜と思っていたら、ありました!

自分で作った《ピアノイベント一覧:音楽祭・コンクール》を見ていたら、1カ月後に「フランツ・リスト国際ピアノコンクール」というのが始まることになっている…。




実は、リストの曲はそれほど好きではないので、オール・リストというコンクールはちょっと…と思いつつ公式サイトをざっと見てみた。

すると、出場者(Competitors)のページを見てびっくり! なんと出場者36人中、日本人が12人(↓)、つまり3人に1人は日本人なのだ。

21. MORIMOTO Miho
22. MUNAKATA Emi
23. NISHIOKA Saki
24. ORII Yoshiyuki
25. SAKATA Tomoki ★
27. SHIBUYA Arisa
29. SUGAWARA Nozomu
31. SUZUKI Keishi
32. TAKAHASHI Rina
34. TAKUMI Kei
35. WAKAMATSU Naru
36. YAMANAKA Ayumu


名前に見覚えのあるのは、去年のチャイコフスキーコンクールに出場していた阪田知樹さんくらい。

さらに見てみると、12人の日本人のうち11人がハンガリー、ドイツ、フランス、イギリスなどで修行中のようだ。そのうち6人は、お膝元の "Ferenc Liszt University of Music" からの参加。なるほど…。


ところで、このコンクール、今ひとつよく分からない?コンクールだ。

主催はフィルハーモニア・ブダペスト社で、ここが「ブダペスト国際音楽コンクール」というのを毎年のように開催している。その中にフランツ・リスト・ピアノ・コンクールがある、という形になっている。

ピアノ以外にもチェロ(パブロ・カザルス・チェロ・コンクール)やフルートなどがある。ピアノには、バルトーク=リスト・ピアノコンクールというのもある…。

前回の2011年は、リストの生誕200年ということもあり "Liszt Ferenc National Memorial Piano Competition" という名称になっている。2016年の今回は "Liszt Ferenc International Piano Competition" という名前。ちなみに、今年は、生誕205年、没後130年。


これまでの入賞者で、名前を知っているのは、1956年の3位、ラザール・ベルマン(Lazar BERMAN)くらいかな?

1991年の2位に「Midori Nohara (フランス)」というのがあるが、これはフランス留学中の野原みどりさんらしい。


一方、審査員にはけっこう有名人が名を連ねている。

まずびっくりしたのが "Chairman" のクルターグ・ジェルジュ(GYÖRGY KURTÁG)。有名な作曲家・ピアニストだが、90歳なので名誉職かも知れない。

"President" にクンウー・パイク(KUN WOO PAIK)。その他、ミシェル・ベロフ(MICHEL BÈROFF)、シプリアン・カツァリス(CYPRIEN KATSARIS)などの名前がある。

また、コンクールのプログラム作りには、コチシュ・ゾルターン(ZOLTÁN KOCSIS)が "Chairman" という肩書きで参加しているようだ。


ネット配信などの情報は見つからなかったが、"Have a look of our competition’s video!" というページ(今は空っぽ)があるので、ここに動画が追加されていくのかも知れない。

まぁ、気が向いたら覗いてみることにしよう…。



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