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2016年4月15日金曜日

フランク・ブラレイ:フランスのダンディ?なピアニスト

《ラフォルジュルネのマスタークラス発表!》の記事で、参加するマスタークラスの候補としてあげたのが、フランク・ブラレイ(Frank Braley)というピアニスト(講師)。

プロフィールと写真(↓)をヒラサ・オフィスという音楽事務所のサイトから再度、引用させて戴く。



まったく知らない名前だし、聴いたことがないので、とりあえず YouTube に行く。最初に聴いたのはガーシュイン(↓)。


ちょっとドヤ顔っぽい表情をしたり、前髪をかき上げたりと、ややカッコつけ(キザ?)な雰囲気がないでもないが、演奏はなかなかいい。

2004年のラロック・ダンテロンの録画らしいが、なにかサロンかどこかで弾いているような、リラックスした雰囲気と、いい感じのジャズ感?が好ましい。絶妙なタッチがいい。


次に聴いたのは、2008年の来日公演(東京文化会館)のシューベルトとドビュッシー。

シューベルト:即興曲 D.899

ドビュッシーの前奏曲集第2集から、(11) 交代する三度、(2) 枯葉、(6) 風変わりなラヴィーヌ将軍

BS放送の録画なので、音質のせいもあるかもしれないが、全体的にややメリハリがなく、ちょっと優しすぎる感じ。「風変わりなラヴィーヌ将軍」は、この中では割といい。


で、室内楽でも聴こうかと探していたら、昨日の記事《3人のソリスト登場!豪華なベートーヴェンの「三重協奏曲」♪》に書いた「三重奏曲」(↓)に遭遇した次第…。

♪ Beethoven - Triple Concerto - R. Capuçon, G. Capuçon, Frank Braley, B. Haitink
(現在、再生できなくなっている)

フランク・ブラレイのピアノだけでいうと、室内楽などのアンサンブルは得意なんじゃないか、と思わせる弾き方である。ピアノの音質も音量もちょうどよく収まっている感じ…。


聴いた範囲では、お気に入りとまでは行かないが、いちおうお気に入り候補にはしておこうと思った。ソロのときに、もう少し力強さというか、もっと主張するものがあってもいいような気がする。


…ということで、ラフォルジュルネのマスタークラスは、フランク・ブラレイにしようかな…という気になりつつある。それと、 [ピアニスト探索 2016] のリストにも追加した。



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