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2015年10月25日日曜日

ロンティボー:早くもファイナル、日本人2人

コンクールが始まってやっと3日目だが、早くもファイナリストが決まった。12人の中で5人がファイナルに残り、うち日本人はつぎの2人。

 Miss Fukami Madoka(深見 まどか)
 Mr Jitsukawa Kaoru(實川 風)


公式サイトのニュースを転載しておく。

COMPETITION 2015 : the 5 finalists

The five finalists of the edition 2015 are :

- Miss Fukami Madoka(日本)
- Miss Kiseleva Daria(ロシア)
- Mr Jitsukawa Kaoru(日本)
- Mr Trevelyan Julian(イギリス)
- Mr Park Joo Hyeon(韓国)


ファイナルは、25日にリサイタル、27日にコンチェルトが行われる。27日の具体的スケジュールだけ発表されていた。

Programme of the final test with orchestra, October 27th

Programme of the final test with orchestra, Tuesday October 27th : 
Ludwig van Beethoven :
Concerto for piano and orchestra No 3, op.37
Madoka Fukami, piano
Maurice Ravel :
Concerto for piano and orchestra in G
Kaoru Jitsukawa, piano
Serge Prokofiev :
Concerto for piano and orchestra No 1, op.10
Daria Kiseleva, piano
Béla Bartók :
Concerto for piano and orchestra No 3, Sz.119
Julian Trevelyan, piano
Robert Schumann (1810-1856) :
Concerto for piano and orchestra, op.54
Joo Hyeon Park, piano
Orchestre de chambre de Paris
Fawzi Haimor, conducting
This concert will be presented by Olivier Bellamy and broadcasted live by Radio Classique.


昨夜、セミファイナルの演奏を2〜3人聴いた。予選とは会場も変わって、マイクが少しはよくなったようだが、チャイコン、ショパコンに比べると、オーディオ的にはかなりひどい音でがっかりした。

でも、それ以上に残念だったのは候補者のレベルの低さだ。セミファイナルだというのに、ちっとも面白くない。素人目(耳)にも「発表会」レベルにしか聴こえない。バッハやベートーヴェンをこんなにつまらなく弾けるのか、と思ったくらいである。

全員の演奏を聴いていないのではっきりしたことは言えないが、現時点での個人的な感想として「ロンティボーも終わったな」という感じである。歴史のあるコンクールなので期待していたのだが…。


今年は東京などでの「予備予選」というのが行われたらしい。気軽に参加出来るようになって、受験の「滑り止め」的な候補者もいたのではないか? 優秀なピアニストは「本命」のコンクールに行ってしまったのでは? …というのが「ゲスの勘ぐり」である。45人中、辞退者が10人もいたというのもあるし。

まぁ、あと2日なので、最後まで見届けるとして、ショパコンのようなサプライズ(Kate Liu !)があるといいのだが…。



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