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2015年8月21日金曜日

チャイコン2位のリー君ショパンコンクール辞退!

チャイコフスキー国際コンクール(ピアノ部門)で、気持ちのいい演奏を聴かせてくれて、ルーカス・ゲニューシャスとともに2位に輝いたジョージ・リー君(米国、19歳)だが、どうやら今秋のショパン・コンクールには出場しないことにしたようだ。

応援しようと思っていた一人なので、少し残念ではあるが、本人が決めたことなので仕方がない。

News source: US favourite pulls out of Chopin Competition




上の記事には、本人の発表(リー君のFacebookの8/18の記事)が掲載されている。

それによると、「ショパン・コンクールは子供の頃からの夢」で、いろいろと準備をしてきたし、事前審査も通って、チャイコフスキー・コンクールが終わったら「ショパン・コンクールの準備に集中するつもり」だった…。なので、苦渋の決断であった、と言っている。

This is truly the most painful and most regrettable decision I have ever had to make.


しかし、チャイコンの結果、当然のようにたくさんの「オファー」(engagement requests)が舞い込んだ。それらは、彼のキャリアにとって重要なものだった、ということである。

– all of which are irresistibly important to my career as they are from the world’s premiere presenters, greatest conductors, and top-class venues


コンクールの入賞という肩書きか、リサイタルや著名な指揮者との共演などの実績か、ということなんだろうと思う。個人的には、リー君の判断に賛成である。

この記事のコメントには、「長期的に見ると、チャイコンの2位(1位でさえ…)よりショパコンの優勝の方が価値がある」のではないか、とある。(優勝できるかどうかは、かなり微妙だと思うのだが…)

Short-term, you can see why he has done it. But the long term benefits of winning the Chopin are fare greater than a second place – or even a first – in Moscow.


まぁ、本人はショパン・コンクールも諦めてはいないと言っているし、次の2020年でもまだ24歳なので可能性はあるのだと思う。

個人的には、ショパン以外のいろんな作曲家の曲にも挑戦して、実際の演奏会やCDでいい演奏をたくさん聴かせてほしいと思っている。がんばれ!リー君 ♪



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