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2015年1月7日水曜日

フランス語の音楽用語+ピアノのペダル記号

セヴラック「ポンパドゥール夫人へのスタンス」の譜読みを開始したが、困ったことに直面した。見慣れているイタリア語の音楽用語に加えて、かなりの数のフランス語が混じっているのだ。フランス語はさっぱり分からない。

しかたがないので、一つずつ調べることにした。ついでに、なじみのないイタリア語用語と、ペダルに関する用語も調べてみた。以下はその成果である。




très léger
  très(トレ) とても
  léger(レジェ) 優美に軽く

assez long
  assez(アセ) 十分に
  long(ローン) 長く

mystérieux(ミステリュー) 神秘的な

la 2.e fois 2回目は
  seconde fois(スゴンド フォア) 2回目
  fois(フォア) 回

avec la Sourd
  avec(アヴェク) とともに(with)
  sourd(スール) かすかに、低く、鈍く

et un peu plus lent
  peu(プゥ) 少し
  plus lent(プリュ ラン) さらに遅く

ralentir un peu
  ralentir(ラランティール) だんだんゆるやかに

trés rythmé et lourd
  rythmé(リトム) リズム
  lourd(ルール) 重々しく、遅く

sans sourdine(サン スルディヌ) 弱音ペダルを使わないで
  sourdine (スルディヌ) 弱音ペダルを使って

mais cristallin
  mais(メ) しかし、なお
  cristallin(クリスタラン) 水晶のように

laissez vibrer(レセ ヴィブレ) 余韻を残して

trés tendre et grave
  tendre(タンドル) 柔らかな、優しい
  grave(グラーヴ) 重々しく

encore plus doux
  encore plus(アンコール プリュ) 前よりもっと
  doux(ドゥ) 優しい、柔らかい


イタリア語だけど、あまりなじみのなかったもの。

cantando 歌うように
morendo 遅くしながら小さく、消えるように


ピアノ・ペダル関連を整理してみると…。

col Ped col は「〜と同じ」
  sempre(常に)Ped と同じ?
  sempre con Ped =always with pedal

2 Ped 左右2つのペダルを同時に使う
  実質的には弱音ペダル?少し後に tre corde が出てくる

弱音ペダルを踏む
  una corda 弱音ペダルを踏む(1本の弦)、u.c
  sourdine (スルディヌ) 弱音ペダルを使って

弱音ペダルを離す・使わない
  tre corde 弱音ペダルを離す(3本の弦)、t.c
  sans sourdine(サン スルディヌ) 弱音ペダルを使わないで

ペダルを使わずに
  senza pedale(センツァ ペダーレ)


ちなみに、右手/左手の m.d./m.g. はフランス語のようだ。

m.d. 右手(仏:マン ドロアト、伊:マーノ デストラ)
  フランス語 main droiteの略。イタリア語ではmano destra

m.g. 左手(仏:マン ゴーシュ)
  フランス語 main gaucheの略。イタリア語ではmano sinistra


以上、ご参考まで。



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《フランス語の音楽用語:ドビュッシーを弾くために》


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