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2014年2月12日水曜日

本「バレンボイム音楽論」:紹介

最近読んだお薦めの本の紹介。

 ダニエル・バレンボイム 著  蓑田洋子 訳
 アルテスパブリッシング , 2008.11



著名なピアニスト・指揮者であるバレンボイムによる音楽論である。ただし、著者自身「プレリュード」(前書き)で述べているように(下記)、その内容は音楽だけにとどまらず、人生観や世界観にも及んでいる。(内容が濃く多岐に渡るので、読書メモを数回に分けて書く予定)

本書は音楽家のための本でも、音楽家でない人のための本でもなく、音楽と人生のあいだの相似を、そして考える耳には聞きとれるようになる知恵をみつけだしたいと願う、好奇心に満ちた人のための本である

以下、Amazonから引用。

目次

【第1部】対話と共存のフーガ 
 プレリュード
 音と思考
 聴くことと聞くこと
 思考と演奏および解釈の自由
 オーケストラ
 2人のパレスティナ人
 フィナーレ 
【第2部】変奏曲 
 「私はバッハで育った」
 モーツァルト
 フルトヴェングラー
 ブーレーズ
 エドワード・サイードの思い出
 I Have a Dream
 ヴォルフ賞授賞式のスピーチ 

著者

ダニエル・バレンボイム Daniel Barenboim:

1942年ブエノスアイレス生まれ。7歳のとき同地で最初の演奏会をおこなう。
1952年、家族とともにイスラエルに移住。同年、ピアニストとしてウィーンとローマで、1955年にパリ、56年にロンドン、57年にはニューヨークでレオポルド・ストコフスキーの指揮によりデビューする。

以後、ヨーロッパ、アメリカ合衆国、南アメリカ、オーストラリア、極東において定期的に演奏旅行をおこなう。1975年から89年にかけてパリ管弦楽団の音楽監督、91年から2006年6月までシカゴ交響楽団の音楽監督をつとめる。

1992年からベルリン国立歌劇場の音楽総監督をつとめ、92年から2002年8月まで芸術監督も兼任。
2000年秋には、ベルリン国立歌劇場管弦楽団から終身主席指揮者に任命される。

1999年、イスラエルおよびアラブ諸国の若い音楽家たちをメンバーとするウェスト=イースタン・ディヴァン・オーケストラを故エドワード・サイードとともに設立。

著書には『音楽に生きる』(1991/2003)、サイードとの共著『音楽と社会』(2004)がある。
2007年には日本において高松宮殿下記念世界文化賞を授与され、またバン・ギ・ムン国連事務総長から国連平和大使に任命された。



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