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2013年5月7日火曜日

ラヴェルにハマったかも…

ラフォルジュルネでラヴェルのチケットを買って以来、ラヴェルの曲をいくつか聴いたり、本を読んだりしていた。最初は「ちょっといいかも?」というぐらいの感じだったが、だんだんハマりつつあるかも知れない。

公開レッスンで聴いた曲、ラヴェルの「La Valse」が気になったので、YouTubeで聴いてみた。


最初は、Yuja Wanの演奏。公開レッスンの曲と同じものだとは思えない演奏でびっくりした。まず「ワルツ」がちゃんと聴こえたこと。それから、緩急・メリハリがあって、ゆったり歌うところは本当にきれいで、最後の盛り上がりはとてもダイナミックで、これは文句なしにいい!



次に原曲のオーケストラの演奏も聴いてみた。こちらはさらにウィンナーワルツらしい響きと、いろいろな音色の楽器が紡ぎだす色彩の豊かさがとてもいい。これも気に入った。



ここで、ウチのカミさんが横から、「ユジャ・ワンもいいけど、もう少しゆったりした感じがほしい」などと言い出すので、もう一つ聴くことにした。

検索していると、なんとグレン・グールドの演奏が見つかったので、これを聴いてみることにした。ちょっとした「レア物」かもしれない。アレンジが少し違ってグリッサンドがなかったりするが、これがなかなかの好演であった。


私自身はユジャ・ワンの方が好きだが、カミさんはグレン・グールドに軍配をあげた。まあ、好みの問題だと思う。


ちょっとハマりつつあるかなと思ったのは、上の3つ以外にも別の演奏(これはイマイチ)も聴いたのだが、まったく飽きなかったのである。

変化に富んだ曲であることと、弾き手によってかなり印象が変わるというのもあるのだろうが、やはり曲の力が大きいのではないかと思う。


さらに、エル・バシャの「ガスパール」がいまひとつ納得できなかったので、今日、ペルルミューテルの演奏を聴きなおしたのだが、やはりこちらで聴くととてもいいのだ。



少しラヴェルにハマってみようかと思っている。ただ、一つ残念なのは、私が弾けそうな曲が見当たらないことである。何年か後に「亡き王女のためのパヴァーヌ」でも弾けると嬉しいのだが…。



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